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心の旅

心のふるさとを見つける旅。断捨離、ミニマリスト、節約、ダイエットなどについても語ります。

「引き寄せの法則」にハマる前に注意しておきたいこととは?

自己啓発本は、定期的に、ふと読みたくなります。

最近、何となく「引き寄せの法則」関連の本が読んでみたくなり、「引き寄せ本の元祖」ともいわれる有名な書籍を買って読みまじめました。

 

結論から申しますと「引き寄せの法則」自体は、極めて単純な真理だというのが私の実感です。

「引き寄せの法則」自体はたいへん魅力に富んでおり、多くの人がハマるのも無理はありません。

自身の願いをかなえるために努力することは有意義でしょう。

ただし、一番まずいのは「こんな一生懸命に引き寄せの法則を学んで実践もしているのに、一向に人生が好転しない」と嘆き続けることです。

ですから、そうならないために「引き寄せの法則」にハマる前に注意しておきたいことを、以下、まとめてみます。

また、「引き寄せの法則」にハマる前に注意すべき点を確認することが「引き寄せの法則」に深入りした後も、より効果を上げてゆくのに役立つのではないかと私は考えているのです。

 「引き寄せの法則」にハマる前に注意しておきたいこと

1)引き寄せの法則は万能ではない。

人生には、生まれる時代や地域、遺伝、幼少期の環境など、自分では選べない要素が多く、自分が願ったこと、考えていることが現実化するといっても、必ずしもそうなるわけではありません。

人生において先天的な要素と後天的な要素のどちらが大きいかは別として、引き寄せの法則が効く範囲は、人生の一部であって、すべてではないのです。

すべての人に引き寄せの法則は当てはまりますが、この法則を使えば、すべての人が成功するわけではありません。

人生は制約だらけで、自分の力で変えられる要素は限定されている。そうした中で自分の理想とする人生をかなえるために、ぜひ活用すべきことの一つが「引き寄せの法則」だと言うべきでしょう。

もちろん、引き寄せの法則は万能ではありません。「誰でも、必ず、思い通りになる」などという魔法の法則でもないのです。そのことが、引き寄せ本にはしっかり書かれていないので、今一つ、信頼を得られないのだと思います。

著者が「誰でもできる」「簡単にできる」「何でも思い通りになる」などと惹句を使い過ぎているので、あたかも万能の法則であると勘違いしやすいのです。

「引き寄せの法則」はその前提として、効果は限られていることを知らねばなりません。

2)法則は単純だが、それを本当に生かすためには複雑なことが必要。

 法則はシンプルで、魅力にあふれています。しかし、引き寄せの法則を真の意味で人生に活かしてゆくのは容易ではありません。

万能とか、魔法とかいう言葉とは、およそ真逆の地道な努力が必要になるのです。

単純な法則を活かして理想の人生をかなえるためには、意識を変えるだけでなく、人生をトータルで変えてゆかねばなりません。

引き寄せの法則の本当の魅力とは、法則が単純でわかりやすいことではない。それを活かすのは難しいけれども、そのために人生をいろんな角度から変えてゆく必要が生まれ、変えてゆく過程で自分が成長できることが、引き寄せの法則を知る意味だと思います。

しかし、他の自己啓発本がそうであるように、良い結果が出ることを強調し過ぎています。引き寄せの法則を解く本は、法則を活かすために「できることから一つひとつ、地道に行動し、そのプロセスを楽しみましょう」と本来は教えるべではないでしょうか。

3)人生は法則では割り切れない、矛盾が満ち満ちている。

人生は法則を知れば、良い方向に進むことができるわけではありません。

なぜなら、人生はもともと矛盾に満ち、日々、葛藤の中で人は生きているからです。

むしろ、法則にしたがって効率よく良い結果が出せた人生よりも、悩みに悩み、紆余曲折を経て、自分の生きる道を見出す生涯の方が、ずっと充実しているとも言えます。

整然と区画された道路よりも、曲がりくねり、アップダウンの激しい道の方が、味わい深いし、歩きがいがあるのと同じです。

静かなる聖域や深い安寧は、素晴らしいのですが、人生はそれだけではありません。

汚濁にまみれたカオス(混沌)、予想不可能な災厄、出口の見えない葛藤が渦巻くのも実人生であって、そうでなければ、シェイクスピアの劇やドストエフスキーの長編小説など生まれなかったでしょう。

ですから、引き寄せの法則は、ぜひ知っておくべき、非常に大切な法則ですが、それの法則を知れば、人生の悩みが消えるわけではありません。

ただ、より高いレベルに、短い期間で到達できる確率が高くなる可能性がそこにあるだけのことです。

いかがでしょうか? 私は「引き寄せの法則」を否定したいのではありません。

この素晴らしい法則を、より効果的に活用するためには、「引き寄せの法則」は決して万能でも魔法でもないことを、まず知っておくべきだと考えているだけです。 

シェイクスピアやドストエフスキーが生み出した物語が面白いのは、それらが法則によって割り切れていないからです。

人は混沌や葛藤の中で生きることを苦しいと感じます。何とか、そこから抜け出たいともがくのです。

その意味では、引き寄せの法則とは、そうした苦悩多い人間たちの悲願であるとも言えるでしょう。

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