心の旅

心のふるさとを見つける旅。断捨離、ミニマリスト、節約、ダイエットなどについても語ります。

ドラマ「俺たちの旅」の中村雅俊の生き方に究極のミニマリストを見た。

数ヶ月前のことですが、中村雅俊が主演したドラマ「俺たちの旅」を見ました。

その中で驚いたシーンがあります。

中村雅俊演じる「カースケ」と、田中健が演じる「オメダ」が、いっしょに家出することになるのですね。

その時、オメダはボストンバックいっぱの荷物を持って出てきたのに対し、カースケが、持ってきたのは、何と歯ブラシ1本だけでした。

それを見たオメダは「カースケ、お前は、気楽でいいなぁ」と言います。

ちょっとした、やりとりですが、非常に良いシーンだと感じました。

 どんな達人のミニマリストも、さすがに歯ブラシ1本だけでは生活できません。

ところが、ドラマ中の中村雅俊は、何の気負いもなく、歯ブラシ1本で、家出してしまった。ひょうひょうと、顔色ひとつ変えることなく。

断捨離とか、ミニマリストという言葉が流行るのは、現代人はただ単に荷物が多いということだけではなく、縛られているものが多い、背負わされているものも多く、気持ちが重く沈みがちだからではないでしょうか。

持たされているものからの解放祈願が「ミニマリスト」ブームの要因だと思えてきます。

要するに、カースケ流の「気楽さ」から最も遠い存在が現代人だと言えそうです。

俺たちの旅」が放送されたのは、1975年10月5日から1976年10月10日まで。この時代には、携帯電話も、スマホも、パソコンもありませんでした。カースケは貧乏だからテレビすら持っていなかった。

携帯電話やスマホの普及が、人間をどれだけ「いじましい」ものに、しみったれた存在に変えてきたかを、それらがなかった時代を知る者は、痛いまでに感じとっているものです。というか、それを感じなかったら、怖いと思います。

持たない暮らし」「断捨離」「ミニマリスト」などの言葉は、現代社会、資本主義経済を否定しするところから生まれてきたとも言えそうです。

ともあれ、このドラマ「俺たちの旅」に出てくる登場人物たちは、ひたむきに「心の旅」を続けていて、いとおしく感じられますね。